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会社設立に欠かせない「定款」と「登記」とは?

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会社設立に欠かせない「定款」と「登記」とは?

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2018/10/21 会社設立に欠かせない「定款」と「登記」とは?

こんにちは。やすだ会計事務所の代表税理士保田です。

 

これから会社設立を考えている未来の事業主さん、突然ですが「定款」と「登記」という言葉はご存じでしょうか?

普段の生活では聞き慣れない言葉ですが、実は会社設立の際には絶対に欠かせない知識です。

詳しくご存じでない方も非常に多いこの「定款」と「登記」について、今回はこれらが一体何を意味するのか、またその必要性についてご紹介します。

  • 「定款」とは

まずは定款について簡単にご紹介します。

意味もさることながら、漢字も難読で読み方分からない方がいらっしゃるかもしれません。

この漢字は「ていかん」と読み、簡単に言うと会社の憲法のようなものです。

これから会社がどのような方針でやっていくかを定める大変重要なもので、これを策定しなければ会社を設立することはできません。

 

  • 定款策定時の注意点

会社の憲法とも言える定款ですが、中身を好き勝手に書くことはできません。実は、「この内容が書かれていないと定款として認めない」という絶対的記載事項があらかじめ定められています。

「目的」「商号」「本店所在地」「出資財産最低額」「発起人名称及び住所」「発行可能株式数」の6つが定められており、策定の際は必ずこれらの項目を組み込む必要があります。

その他にも、定款に記載しない限り効力が認められない「相対的記載事項」が規定されてます。

 

  •  「登記」とは

次に、会社を設立するにおいてもう一つ重要な「登記」とは一体何を意味するのでしょうか?

登記とは、取引を安全に行うため、また、権利を保護することを目的として、権利に関する事項を第三者に公示することを意味します。

この際「登記簿」と呼ばれる帳簿を使用します。

一口に「登記」といっても、この言葉は不動産や船舶、商業など様々な分野の取引で使われるため、全てをひとくくりにして説明することはできません。

ですので今回は、会社の運営に関わる登記について説明します。

会社では主に「商業・法人登記」制度が利用されます。

この制度は、取引上重要な商号や所在地、代表者の氏名などを法務省の職員が審査した後に法務局のコンピューター上に記録するという制度です。

コンピューター上の記録は一般の方に公開され、会社の信頼を図る尺度として用いられます。

このデータがあることによって取引相手の実情を把握できるため、企業間の取引を安全かつ円滑に行うことができるのです。

 

ご覧頂いた通り、定款も登記も会社にとって欠かせない資料となる大変重要な項目です。

この2つ無くして、会社を円滑に運営することはできません。

今後会社を設立される方はぜひ、これら2つの知識を十分に付けておくことをおすすめします。

 

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